ServiceKillerの使い方
停止するサービスの選択・周期停止
アプリを起動すると実行中のサービスの一覧が表示されます。 この中から、停止したいサービスを選択してください。
以上で、最低限の設定は完了です。Service Killerは周期停止動作(一定の周期でサービスを停止する動作。動作周期は設定で変更可能)を行います。
なお、この画面は自動的な更新は行われませんので、画面表示時に実行中のサービスの一覧が表示されています。最新の状態に更新する場合は、[menu]->[更新]の操作を行ってください。
イベント契機停止
Service Killerの特徴的な機能です。
サービスの中には、システム内部のイベントをトリガーとして起動するものがあります。例えば、ドコモの電話帳サービスは、メール受信や他アプリのインストール/アップデートを契機に起動し動作することが分かっています(2012/4/4現在最新のバージョン01.034.2002)。このようなイベント契機で起動したサービスを可能な限り早く停止するための機能がService Killerのイベント契機停止です。
イベント契機停止機能の有効/無効と、トリガーとするイベントは設定画面で選択できます。デフォルトでは無効としていますので、必要であればService Killerを起動し、[menu]->[設定]にて有効にしてください。
また、イベント契機停止を有効にする場合には、遅延時間も調整して頂く事をおすすめします。電話帳サービスもそうですが、サービス起動後直ちに停止すると、すぐにサービスが再起動してしまうようです。そのため、Service Killerではイベントが発生してから、サービス停止を実行するまでの遅延時間を設定できるようにしています。必要な遅延時間は端末の性能や他の要因に依存すると思われますが、動作確認している端末(P-02D)では、おおよそ5分〜10分の遅延で停止できています。
手動停止
サービス一覧画面にて、「選択したサービス停止」ボタンを押下して頂くと、Service Killerは直ちに選択された(チェックの付いた)サービスの停止動作を行います。
なお、サービス一覧画面では、実行中のサービスは緑色、停止中のサービスは黄色、停止できないサービス(詳細はこちら)は赤色で表示されます。
また、任意のサービスをロングタップし「サービス停止」を選択すると、チェックの有無に関わらずそのサービスのみの停止を試みることができます。
強制停止
Service Killerはサードパーティアプリですので、実行できる機能に制限があり停止できないサービスがあります。一方、Androidの「設定」アプリはシステム権限を持っていますので、どんなサービスも停止できます(但し、自動的に停止するような機能はありません)。そこで、Service Killerから「設定」アプリに遷移する機能を実装しました(v1.1.0より)。
Service Killerのサービス一覧から任意のサービスをロングタップして頂き、「設定アプリで表示」を選択すると、「設定」アプリの「実行中のサービス」の画面に遷移します。
この画面にて、サービスを強制的に停止することができます。
サービス詳細情報表示
サービス一覧画面にて、任意のサービスをロングタップし「詳細情報」を選択すると、そのサービスについての様々な情報を表示します。この画面にて、サービスが起動してからの経過時間も確認することができます。
この画面で「サービス停止」ボタンを押下することにより、そのサービスのみを停止させることができます。サービスが起動してからの経過時間を見ながら停止を試みるなどして、前述のイベント契機停止の遅延時間を調整してみてください。なお、この画面は自動的に更新する実装としていますので、前述の電話帳サービスなどのように、停止後直ちに起動してしまう現象もこの画面で確認することができます。
なお、その他の表示項目の意味について興味のある方は、AndroidのデベロッパーサイトのRunningServiceInfoをご覧ください。
実行中アイコン
Service Killerの自動停止が有効な間は、ステータスバーにアイコンが表示されます。この通知を選択することで簡単にService Killerを起動することができます。アイコンが邪魔な場合は、設定で非表示にすることもできます。
停止成功/失敗通知
Service Killerがサービスの停止の結果(成功または失敗)をステータスバーに通知します。この通知も設定で非表示にすることができます。
動作ログ表示
停止結果通知を選択すると、Service Killerの動作ログを表示します。(サービス一覧画面から[menu]->[ログ]を選択することでも表示できます。)
この画面で、選択したサービスの停止処理がどれくらいの頻度で発生しているかを確認できます。このログを参考にして、周期停止の周期設定を調整する参考にしてください。
なお、停止に失敗するサービスは、Service Killerの持つ権限では停止することができない保護されたサービスです(詳細はこちらをご覧ください)。Service Killerは、停止に失敗したサービスを自動的に停止対象から除外し、サービスの一覧のチェックボックが外されます。